【素朴でやさしい・高松家庭のうどん原点】ぴっぴうどんとは?
ぴっぴうどんは香川県高松の家庭で子どもたちに作られてきたシンプルなうどん料理です。「ぴっぴ」という言葉は香川の方言で子どもや幼いものを指すともいわれており、まさに幼い子どもでも食べやすいやさしい味付けのうどんとして親しまれてきました。細めに切られたうどんをやさしいいりこ出汁で煮て、シンプルに醤油で味を整えたもので、複雑なトッピングや辛みがなく、誰でも食べやすい素朴な一品です。讃岐うどんの「原点」ともいえるようなシンプルさがあり、高松の食文化の土台を感じさせます。子どもの頃の記憶として高松市民が語るうどんとしてぴっぴうどんを挙げる方も多く、地域の食の記憶に刻まれた料理です。家庭料理のため外食では出会いにくいですが、地域のイベントや郷土料理の会などで提供されることがあります。スーパーで細めの讃岐うどんの麺を購入して自宅で再現するのも楽しいです。
私の推しポイント
ぴっぴうどんは「食べると安心する」という感覚があります。余計なものが一切なく、出汁と麺だけのシンプルさが逆に心にしみます。高松出身の方に聞くと「子どもの頃によく食べた」という声が多く、その記憶の温かさが料理に宿っているような気がします。観光グルメとは違う、地元の生活に根ざした食文化として大切にしたい一品です。